キノコ系多糖類と、この植物系を主体とした複合性多糖類の関係は、免疫療法において切っても切れない相互・補完関係にあるといえます。 両者の作用を例えて言うならば、キノコ系多糖類が十分に力を発揮できるように、基礎を万全に整える縁の下の力持ちと言ったところでしょうか。 いくら強力に免疫の活性化を行っても、周りの環境が悪ければ一定期間で力が尽きてしまうことが多いのです。 そこへ植物を主体とした非キノコ系多糖類を投入することによって、キノコ系多糖類の効果を増大し、最適化することが突き止められたのです。 |
免疫枯渇作用を防ぐD-12とは・・・
キノコ系免疫賦活食品(各種ベータグルカンなど)を使って免疫治療を行うと、サイトカインの産生・放出が盛んになり自己免疫力が向上します。
ところが三ヶ月を過ぎる頃から患者さんの一部に産生能の著しい低下を示す方が存在する事が確認されています。
これが「免疫の枯渇現象」と呼ばれる免疫治療に立ちはだかる大きな壁です。
AHCCやアガリクスなどが代表するキノコ系免疫食品、およびクレスチンを中心とした免疫治療を行っていると、サイトカインの産生も盛んになり
免疫力が向上します。
(注意:実際には反応がみられず、免疫力の向上の少ない方もいらっしゃいます)
しかしキノコ系免疫食品によって向上した免疫力も、2〜3カ月が過ぎると低下しはじめる方がでてきます。
これは免疫枯渇現象が生じるからにほかなりません。
しかし免疫枯渇現象が生じたとしても、その段階でD-12を主成分に配合する植物(ハーブ)系免疫食品の摂取を併用するなら、
サイトカインの材料となるアミノ酸類の需要にみあった補給が可能です。
また白血球も還元状態を維持しやすくなる結果、免疫枯渇(欠乏)状態は改善されてサイトカインも再び上昇する可能性が飛躍的に高まります。
もちろんその後も、キノコ系免疫食品とD-12とを併用し続けるなら、
免疫枯渇(欠乏)状態の危険にさらされることなく推移するものと考えられます。
こうした免疫枯渇現象問題を解消すべく、医師による研究グループが、免疫枯渇現象を防ぎ、免疫力の賦活を長期に維持できる
免疫食品を作ることに取り組みました。その結果、生まれたのが「D-12」(Dimer-12)です。
D-12は、サイトカインの産生に不可欠のアミノ酸をきわめてバランスよく含有した、現時点では唯一の免疫食品なのです。